『グロリアスドライヴ』に登場するキャリアーを紹介しています。
キャリアー『S-01』(シュヴァルツヴァル) |
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ゼーゲン社 |
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イラスト:KAXAK |
全長160m。巡行速度:870㎞/h。最高速度:1350㎞/h。 ゼーゲン社が開発したキャリアー。 本来キャリアーの運用は非常に複雑かつ多岐に渡るが、AIの補助とイマジナリードライブを用いた直感的かつ精密な操作が可能となり、極めて少人数で運用ができる。 通常状態での運行だけであれば、ほぼ搭載AIによる自動運転で対応が可能である。 イマジナリードライブを用いた適合者の操縦は機械制御を上回るほどの精密さを発揮するため、こと戦闘においてはまだまだ人間のほうが効果が高い。 アサルトコアとは異なり、人体とはほど遠い同機の攻撃ではEXISを最大限活用することはできず、当初搭載予定であった粒子加速砲も搭載できなかったため、自己防衛能力は最低限のものにとどまっており、護衛のアサルトコアの帯同が必須といえる。 <OMCイラスト発注時の注意点> 外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「黒/赤」のカラーリングとなります。 腕や足など、人型(アサルトコア)と誤認するような形状変化を指定することはできません。 ブースターの位置や数を変えたり、人型(アサルトコア)と誤認しない程度の外見変化であれば問題なく許容されます。 コラムナイトメアによる都市部への被害が大きくなる中で、アサルトコアを迅速に現場へ輸送する必要性に応える形で開発されたキャリアーであり、『低コスト』『一定の巡航速度』『アサルトコアの運搬』『オートとマニュアルの迅速な切替』等、無謀ともいえるスペック要求が出された中で、ゼーゲン社は要求スペックをほぼ満たす同機を開発した。犠牲となったのは攻撃能力で、あくまでもアサルトコアの高速運用を目的としており、S-01単独でナイトメアを殲滅するほどの火力は有していない。 だが、通常はライセンサーを任地まで運ぶところまでがキャリアーの役割であり、直接的な戦闘への参加において、必ずしも攻撃能力は重視されない。 しかし、レイクサムナーインソムニアの撃破に伴い、SALFがキャリアーに求める活動領域は少しずつ変化の様相を見せている。 任地とグロリアスベースを往復するだけの移動手段ではなく、ナイトメア支配域における移動拠点としての能力や、多数のアサルトコアを用いた集団戦闘における司令塔として、必要に応じてライセンサーが出動を要請できる形に運用が変化していく。 アサルトコアと比較しても高価なユニットであるため、誰でも運用できるものではないが、ライセンサーであれば任地に出撃要請が可能となっている。 それに伴いライセンサー個人個人の要望に応じた外装や装備の変更も可能となり、キャリアー運用は新たな時代に入ろうとしている。 |
キャリアー『FS-10』(ドルフィン) |
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フィッシャー社 |
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イラスト:kuratch! |
全長200m。巡行速度:950㎞/h。最高速度:1600㎞/h。 フィッシャー社が開発したキャリアー。 各国主力空母と同程度の全長を保持しながら、イマジナリードライブとAIにより少人数での運用が可能になっている。 S-01の不満点である支援効果の弱さや拡張性の低さを解消し、大型の磁力砲及び多数の砲塔を搭載しており、一定の攻撃性能および防衛性能を保持している。 アサルトコアも多数搭載可能である他、高性能医療室・ドッグを搭載しており、対人であれば手術まで、対アサルトコアであっても修理を十分におこなうことができる。 また、エネルギー関係もほぼ循環で賄うことが可能であり、船員がお湯の出るシャワーを好きなだけ浴びることができる他、献立さえ気にしなければ数ヶ月は無補給で食料を賄うことができる。 <OMCイラスト発注時の注意点> 外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「青/白」のカラーリングとなります。 腕や足など、人型と誤認するような形状変化を指定することはできません。 ブースターの位置や数を変えたり、人型と誤認しない程度の外見変化であれば問題なく許容されます。 特に指定がない場合、上記のベースイラストを元にイラストが描写されます。 コラム当初、立案時は空中空母開発費と撃墜時の損害がわりに合わないという理由から、同機のような規模のキャリアー開発には否定的な声が大きかったが、ナイトメアの脅威はいかんともしがたいという理由と、エネルギー革命による生産効率の向上の影響から、台数限定ながら生産されるに至った。とはいえ、最重要要人の護衛や大作戦のみで運用されることをメインとしており、ライセンサーが運用するためには高額な「G」をSALFに支払う必要がある。 戦況の変化に伴い、インソムニア攻略やナイトメア支配領域における拠点としてのニーズが高まり、FS-10も増産が進められた。 極めて高価であることには変わりないが、必要とあらばライセンサーが出撃を要請できる程度には数が揃っている。 「シェアを高めて大量生産すればするほど良いものを安く提供できる」というのはフィッシャー社の理念でもあるので、ちゃんと価格は落ち着きはじめたようだ。 キャリアーが直接的な戦闘に向かないことは、S-01よりも高級路線を行くFS-10においても大きくは変わらない。 複数のアサルトコア小隊をまとめる司令塔として、それらの支援を目的とした運用が前提となるだろう。 余談だが、某社で石油ストーブと呼ばれている機体に性能的なバリエーションがあるように、当機にも様々なクラスモデルが存在している。 ライセンサーが手に取れるものは、国家防衛戦力として投入されているハイエンドモデルに比べると、いささか庶民的なものである。 |