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  3. ユニット一覧(アサルトコア)

ユニット一覧

WTRPG11『グロリアスドライヴ』には、には、ゲーム世界を盛り上げる様々な舞台装置が存在しています。
これをWTRPGでは『ユニット』と呼称しています。
人型ロボット『アサルトコア』はグロリアスドライヴの世界を代表するユニットです。
このページではゲームに登場するアサルトコアについて紹介していきます。

  • FF-01
  • MS-01J
  • HN-01
  • SJ-01
  • FF-02
  • SN-01
  • XN-01
  • FS-X
  • SJ-02
  • SJ-02S
  • MS-00
  • SJ-03
  • SL-X
  • BD-01PT
  • MS-02
  • MS-02S
  • SJ-04
  • SJ-04OD
  • KZ-00
  • FF-03Q
  • FF-03X
  • MS-01JFM
  • BD-01HHH
  • SL-XΛ
  • SN-01-VSG10sec
  • FF-01
    フィッシャー社
    FF-01
    イラスト:Kuratch!
    全長5.6m、全幅6.4m、全高11.0m。攻撃AC。
    北米を拠点とする、世界最大のメガコーポレーションである『フィッシャー・コア社』が開発した傑作アサルトコア。
    攻撃型アサルトコアに分類され、高い汎用性と殲滅力を両立させることで知られる。

    現在世界各地で使用されている新世代型アサルトコアの先駆けであり、安定した
    今でこそ『ベーシック』と表現できるスペックに落ち着いているが、他社製の後続アサルトコアに比べても引けを取らない性能であり、多くの戦場で優れた戦果を挙げている。
    また、新世代アサルトコアにとってのマスターピースであることから、今なお羨望の眼差しを向けるパイロットは少なくないという。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「白/黄色」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右肩に小刀、左脇に長刀を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の武装がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)

    コラム

    アサルトコアはFF-01のロールアウト以前から存在していたが、イマジナリードライブによる機体制御に様々な欠陥を抱えており、戦闘中にまともに動かなくなる事も多く、動く棺桶と揶揄されるほどであった。
    SALFの前身となる国連軍においても、アサルトコアは『机上の空論』の域を出ない存在と評価されていた。

    そんな中、若くしてフィッシャー・コア社を継いだ当時26歳の『レイ・フィッシャー』は、父の遺産ともいえるイマジナリードライブとアサルトコアの開発運用に注力する。
    そしてグループの存続をかけた投資と研究の結果、同機を完成させるに至った。
    発表されたスペックに各社は耳を疑い、そして実際にパイロットがスペック以上の性能を叩き出す様に目を疑う事になる。
    あらゆる性能がそれまでの旧世代型アサルトコアを超越したFF-01は、瞬く間に戦場の主役として躍り出た。

    パイロットの要望に応じたカスタマイズが可能であり、兵装の変更によりあらゆる戦況に対応できる拡張性の高さも、旧世代型アサルトコアと一線を画す特徴である。
    機能だけではなくデザイン性にも優れた同機は、その後各社で開発されるアサルトコアの基盤となった。
  • MS-01J(飛燕)
    紫電重工
    MS-01J
    イラスト:Kuratch!
    全長5.4m、全幅6.2m、全高12.4m。機動AC。
    日本を中心にアジア圏に強い影響力を持つメガコーポレーション、『紫電グループ』が開発した高機動型アサルトコア。
    機動型アサルトコアに分類され、装甲を犠牲に素早く精密な挙動を可能としている。

    アサルトコアの中でもテクニカルな操作を要求される繊細な機体だが、使いこなせれば高い機動力での攪乱や威力偵察で高い戦果を発揮する。
    機動性能の高い兵器は同じく機動性能の高い兵器でなければ対応できないことも多い。状況に応じて攻めと守りを判断できれば、強みを生かせるだろう。
    紫電重工は多勢を無勢で打ち破るコンセプトで当機を開発しており、「エースの機体」として語られることも少なくない。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「青/白」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右胸に小刀、右手に長弓を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の武装がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)

    コラム

    日本企業はそれぞれが独自規格のアサルトコア開発を進めていたが、結果としてそれが市場発展の妨げとなり、満足な性能を持つ機体を作り出せずにいた。
    そんな中、中国大陸の戦線が逼迫し、日本本土がナイトメアの侵攻に晒される危険性が現実味を帯びる。
    それまで独自規格の開発競争に勤しんでいた各企業が技術提携し、共同投資によるアサルトコア開発が現実味を帯びた時、その代表に名乗り出たのが紫電グループのアサルトコア開発部門を担う『紫電重工』であった。
    起伏の多い日本本土での運用には必然的に高い機動力が要求される。
    足を止めて正面から撃ち合うのではなく、敵を翻弄するような性能こそ飛燕には必要であった。

    ナイトメアとの戦闘は物量的にも人類側が劣勢であることが多く、数の利を覆す一騎当千の兵こそアサルトコアの理想形である。
    優れたパイロットもその能力を表現できる兵器に乗り込まねば意味がない。
    やがて戦場に産まれるであろうエースであれば、飛燕のピーキーな性能を使いこなせるはずだ。
  • HN-01(ギラガース)
    ノヴァ社
    HN-01
    イラスト:林啓太
    全長6.0m、全幅7.2m、全高11.4m。防御AC。
    ロシアのメガコーポレーション、ノヴァ社が開発した重装甲アサルトコア。

    防御型アサルトコアに分類され、機動性においては見劣りするものの、厚い装甲やイマジナリードライブに頼り切らない既存兵器の技術による安定性を持ち、何より圧倒的に安価で量産が可能なこの機体は世界中の戦線で活躍している。
    生産ラインが安定しておらず、同じ外見でも性能にばらつきがある事も愛嬌として親しまれており、ロシア国内で運用される機体と、発展途上国向けに安価で量産している機体とでは、かなり性能に落差があるという。
    ライセンサーが乗り込む同機は特に品質の高いものであり、他アサルトコアに劣らぬ活躍が期待できる。

    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「茶色」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右手に大剣を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の武装がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)

    コラム

    ナイトメアの侵攻に対しアサルトコアの導入が遅れたロシアはその国土を大きく失い、軍備と経済に壊滅的な被害を受けていた。
    国内企業単独でのアサルトコア開発が厳しくなっていく状況で、国策により各企業を合併した強い開発力を持つ大企業としてノヴァ社は設立される。

    しかし、同社の処女作『NV-01』は機体の排熱処理に致命的な欠陥があり、運用可能時間は一時間程度と実戦に耐えない性能であった。
    パイロットは運用時間を延ばすためにコクピットを開いたまま戦闘するなど涙ぐましい努力を重ね、その様子からギラガース(石油ストーブ)という不名誉なあだ名をつけられてしまう。

    国民の失望は相当なものであり、当時の経営陣は責任を取る形で退陣に追いやられた。
    そんな窮地に陥ったノヴァ社を救ったのは、同社の開発チームに所属していたアルビナ・ルーシーであった。
    アルビナは開発部長に昇格するや否やNV-01の放熱問題を瞬く間に解決し、長年対立関係にあった米国や日本から優秀な技術者を多く採用し、NV-01の改良に当たった。
    アルビナ本人が優秀なテストパイロットであり、アサルトコアのデータを短期間に収集できたことも、HN-01の開発に一役買う事になる。

    つまり「ギラガース(石油ストーブ)」と揶揄されたのは当機ではなく、前身となる試作機の方である。
    あえてHN-01にギラガースの名をつけた理由は定かではないが、そんなところも愛嬌として親しまれているらしい。
  • SJ-01(ベアトリス)
    ジョゼ社
    SJ-01
    イラスト:冴吹稔
    全長5.3m、全幅6.6m、全高11.4m。補助AC。
    南米に本社を置くメガコーポレーション『ジョゼ社』が開発したアサルトコア。
    各国が代表作となる万能機の制作に力を注ぐ中で高まる『中距離支援機』のニーズを察知し、SALFや他メガコーポレーションからの支援をとりつけて開発された。

    僚機の支援・補助を目的とする補助型アサルトコアに分類され、中距離からの射撃にフォーカスした性能を持つ。
    安定した射撃といざという時の被弾に備えた装甲強化で若干低下したが、他アサルトコアと連携して行動するには十分な機動力も確保している。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「緑色」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右手に大砲を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の武装がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)

    コラム

    設立当時のジョゼ社は独自規格のアサルトコア開発ではなく、他メガコーポレーションのアサルトコアパーツの生産や整備を行っていた。
    独力でのアサルトコア開発が困難であることは重々承知であり、早期にドイツの兵器メーカー『ゼーゲン社』と日本の『紫電重工』に技術提携を依頼する。
    こうして開発された汎用型フレームにノヴァ社から払い下げられた長砲身キャノンを独自に改良して中遠距離からの直接砲撃機としたが、反動で転倒する事故が相次いだため、脚部に折り畳み式の支持肢を増設し、イマジナリードライブによる反動軽減をもくろんだ。

    ジョゼ社らしい、良くも悪くも『ツギハギ』のような機体であるといえるが、装甲に均質圧延鋼板に複合装甲パッケージを内蔵した高級部材を使用するなど、生存性の向上に努めている部分もあるため、思ったほどのコスト削減は出来なかった。
    それでもすべてのパーツを自作するよりはだいぶマシということで、問題なく生産ラインに乗せられている。

    あくまでも戦闘補助を目的とした機体であり、射撃性能と装甲を重視した結果機動性が失われているが、単独での戦闘が不可能なほどの致命的な欠陥はない。
    むしろ癖が少なく新人パイロットの教育には向いていると言われるほどで、ジョゼ社は欠点を少なくとも表向きには問題視していない。

    余談だが、機体の通称にはオリヴェイラ会長の好みからか、女性の名前があてがわれている。
  • FF-02(マックファイター)
    フィッシャー社
    FF-02
    イラスト:Kuratch!
    全長5.8m、全幅6.6m、全高11.2m。機動AC。
    新世代型アサルトコア『FF-01』で知られる『フィッシャー・コア社』が開発した機動型AC。
    近接格闘戦闘に特化し、攻撃の正確性と機動力において極めて高い性能を有する。

    FF-01の開発と運用で収集されたデータを元に、戦闘中特に被弾しやすい箇所の装甲を厚くし、そうではない箇所を軽量化することで機動力と装甲の両立を目指している。
    既存アサルトコアと一線を画した近接戦闘における超精密性が特徴で、迎撃を正面から掻い潜って懐に飛び込み、素早く正確な一撃を加えることが可能。
    そのバトルスタイルから「マックファイター」という通称を授けられるに至った。

    しかし、近接戦闘に特化している分、射撃戦闘への適性は高くない。
    牽制程度であれば射撃も問題なく対応できるが、パイロットには適切な運用が求められるだろう。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「赤/黄」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは両手にナックル型の武器を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)

    コラム

    名機FF-01の開発を完了したフィッシャー・コア社は、更にFF-01を超える万能機としてFF-02の開発に着手する。
    その開発発表は迅速に行われ世間を大いに期待させたものの、実際に開発を終えるまでには紆余曲折があった。

    非常に完成度の高いFF-01をすべての面で超える機体の開発はそもそものハードルが高く、またFF-01の増産需要により、そちらの量産体制を整えることにコストを割く必要があったのだ。
    そうしている間にメガコーポ各社はFF-01に続く次世代型アサルトコアの開発に成功していく。
    当初予定していた形ではなくとも、発表後音沙汰なしの状態が続いたFF-02を何らかの形でリリースせざるを得ない中、性能を尖らせたエース用機体としての再設計が行われる。

    モデルとしたのは紫電重工の機動ACであるMS-01J「飛燕」。
    改めてその性能を確認したところ、MS-01Jの完成度の高さが再びハードルとなって立ちはだかる。
    単機戦闘における汎用性においてMS-01Jを全面的に超えることは不可能であると、開発者がある種の敗北を悟るまでには更に時間を要した。

    だが、度重なる路線変更や繰り返された技術研鑽が無駄になることはなく、万全を期してFF-02はリリースされる。
    導き出された答えは白兵戦等に特化したインファイト用アサルトコアであった。
    万能かつ最強であるという初期理念には程遠く、地を這うような開発を経てリングに上がったFF-02は「マックファイター」の二つ名を与えられた。
    何者にもなれる万能とは即ち無個性であるということ。
    故にFF-01に名は要らず。FF-02には名が必要だ。

    フィッシャー社はアサルトコア開発の新たな段階に踏み込んだ。
    「マックファイター」はその象徴と言えるのかもしれない。
  • SN-01(ボリスラフ)
    ノヴァ社
    SN-01
    イラスト:林啓太
    全長6.8m、全幅8.4m、全高13.2m。防御AC。
    ノヴァ社にて長らく開発が続けられてきたHN-01の後継機。
    HN-01の販売直後から設計開発が行われ、比較的早期にプランがまとまっていたものの、XN-01の緊急開発やアサルトコア市場の成熟に合わせ複数回に渡る方針の再検討と機能調整が行われた。
    ロールアウトに時間を要したものの、結果として新素材や新技術を投入した最新鋭機となった。

    信頼性の高い既存技術を用いた高い防御性能に合わせ、異世界由来の重力・斥力制御を用いた新機軸の防御システムを有する。
    攻撃面においても思念誘導ミサイルにより対多数の射撃戦闘を得意とし、自身も制圧に参加する能動的な防衛ラインの構築を可能としている。
    重装甲のため機動性に劣るが、そもそも敵の接近を許さない射撃と空間制御にて対応可能。

    高い防御性能と白兵戦闘能力を持つHN-01と比較すると、繊細な運用が要求される。
    しかし、打たれ強さやいざという時の底力にはノヴァ社らしさを感じられるだろう。
    最新鋭機であるが故に生産性には難があり、現在はライセンサーに優先的に配給されている。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「紺/黄」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは手持ちの武器を装備していません。
    特に指定がない場合、武器を持たない状態で描写されます。


    コラム


    度重なるバージョンアップにより、今やHN-01は世界的に信頼される名機となった。
    HN-01は使用される技術・部品が何度も刷新されており、外見こそ同じであっても既に初期ロットの機体と現行の機体は別物と考えてよいだろう。
    その、HN-01の改修に使用されたパーツや技術は、開発途中のSN-01から流用されていた。

    SN-01はHN-01の後継機として早期に開発企画が開始されていた。
    だが、HN-01の不具合修正やバージョンアップへの対応に人的リソースをつぎ込んだ結果、SN-01の開発計画は何度も凍結の憂き目を見ている。
    コツコツと設計は進んでいるのだが、その間に何度も業界には技術的ブレイクスルーが生じ、その度にSN-01の開発も見直しがかかってしまう。
    致命的だったのはXN-01の登場だ。
    外見からも一部のパーツを共有していることが伺える通り、かの機体もまたHN-01をベースとしている。
    解析できないブラックボックスを残したままの機体開発というのは、ノヴァ社にとっても大仕事であった。
    XN-01は新たな技術をノヴァ社にもたらしてくれたが、なればこそSN-01はそれを踏まえた新型機でなければならず、更にハードルは上がる結果となった。

    しかし、開発が遅れたおかげで実装が間に合った機能もある。
    異世界からもたらされた重力制御システムは実験機であるBD-01PTやMS-02の登場により、メガコーポ各社に共有された。
    これにより一部重量制限が緩和されたり、思念制御系のシステムが研究されたのはSN-01にとって追い風となる。
    そしてようやくSN-01は最新技術を投入したHN-01の後継機としてロールアウトされた。

    過去の失敗から脱却し、HN-01のノウハウをすべて投入したこの機体は、ロールアウト直後から目立った不具合もなく、XN-01開発により異世界由来のブラックボックス技術の運用にも明るくなってしまったノヴァ社は重力制御システムも問題なく運用できている。
    約束された名機として登場したSN-01だが、価格だけはどうにもならず、かなり高価な機体となってしまった。
    生産数もまだまだ少なく、HN-01のように世界各国に配備されるまでにはもう少し時間がかかるだろう。
  • XN-01(ダンテ)
    ノヴァ社
    XN-01
    イラスト:KAXAK
    全長6.0m、全幅7.2m、全高11.4m(ウィングユニット非装着時)。攻撃AC。
    ロシアのメガコーポレーション、ノヴァ社が開発した攻撃型アサルトコア。

    パイロットに負荷をかけて強力なIMD出力を得るという諸刃の機体。
    特筆すべきは、各所に配置されたブースターより生み出される爆発的な機動力・破壊力である。
    一方、その暴走めいた機動性は非常に不安定であり、回避性能に関しては壊滅的であるが、IMD全開による攻撃はまさに必殺。

    ロシアインソムニア『ネザー』で製造されていた巨大兵器『ナイトギア』のデータを用いて作成された経緯を持つ。
    このナイトギアは搭載した人間の生体エネルギーを文字通り『消費』して起動するおぞましき兵器であった。
    ナイトメア勢力からサルベージしたデータ、パイロットに負荷をかけるという危険性、不安定性から当初は非難の声も上がった。
    しかしアルビナ社長が「プライドで命を守れるか?」「ロシアが二つのインソムニアにどれだけ奪われたのか理解していないのか?」「最早ロシアに手段を選ぶ贅沢は残されていない」と言い放つと共に、パイロットが実際に乗りこなしたというテスト結果を突き付けてこれを沈黙させたという。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「灰色」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは左右の肩に前後ひとつずつ、合計4つの大型ブースターを装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    大型ブースターは特別に指定することで取り外したり、別の形状に置き換えたり、数を変動させることができます。

    コラム

    「プライドで命を守れるか? ――Нет(いいえ)と告げられる者にこそ、この機体は相応しい。
     汚泥にて這い足掻き、薄汚れても勝利を渇望する。そのような者にこそ、このダンテは相応しい。
     幾つも喪い、傷を負い、それでもまだ護りたいと叫ぶ者にこそ、ダンテのパイロットに相応しい!」

    ――ノヴァ社社長アルビナ・ルーシー、ダンテ公式発表時にて


    なぜノヴァ社がここまでダンテ開発にこだわったか。
    それには二つのロシアインソムニア『ネザー』『エンピレオ』の存在が大きく関係している。

    ノヴァ社はこの二つのインソムニアによって致命的な打撃を受けた。
    処女作NV-01『ギラガース』の惨敗、多くの社員の落命、国土の消失、ロシア中で起きたナイトメアの侵攻……。
    ノヴァ社は敗北したのだ。技術も人員も領土も誇り友人も家族も思い出も、社員達が守りたかったモノは全て二つのインソムニアによって蹂躙された。
    アルビナを始め、ノヴァ社の社員は当時のことがトラウマとなっている。
    だからこそ、ノヴァ社はかのインソムニアにどんな手段を用いてでも勝利せねばならないのである。

    その執念、復讐、熱意、努力、願いが生み出したのが、『着想から半年経たずでロールアウト』という類を見ないスピードでロールアウトされたダンテである。
    ゆえに、ダンテという名前は『奈落(ネザー)』『至高天(エンピレオ)』を踏破する者として名付けられた。

    ダンテとは、ナイトメアに奪われ続けてきた者らが造り上げた復讐の代行者にして、報復の化身。
    もう二度と失うものかと犠牲を背負い明日を拓く、人間の意地の結晶。

    ナイトメアを倒したい――アイツらを赦さない――パイロットのそんな願いを、ダンテは祝福することだろう。
    そして必ず、願いを果たしてくれるはずだ。悪夢共に報復の一撃を!
  • FS-X(天照)
    紫電重工
    MS-01J
    イラスト:さくさくさくらい
    全長6.2m、全幅7.5m、全高11.6m。防御AC。
    「紫電グループ」のアサルトコア開発部門、紫電重工が開発した防御型アサルトコア。

    かねてより計画されてきたグロリアスベースからの進軍中継を担当する超大型母艦「レヴィアタン」の開発に付随し、レヴィアタンを始めとした拠点防衛を目的に開発された。
    フィッシャー・コア社からFF-01およびFF-02のデータ提供を受けており、紫電重工製のフレームに西洋技術の鎧を纏った「武者」としてデザインされている。
    極めて高い耐久製を持ち、搭乗者のイマジナリーシールドを大幅に増幅、光の障壁として展開する指向性防御フィールド「八咫鏡」を搭載。
    左右の肩に接続された折りたたみ型のシールドパイクを用いることで、自身から離れた場所にいる対象にも「八咫鏡」の効果を及ぼすことが可能。これにより、高い防衛能力を有する。

    防御性能を重視して機動力は犠牲となったが、それでも高い性能水準を維持。
    MS-01J「飛燕」が一騎当千を目指した機体であるように、当機も単独での継戦能力が追求されている。
    不沈、不退を体現し、最前線に立ち続けるその姿は、やはりエースにこそ相応しい。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「白/黒」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは左右の肩に折りたたみ式のシールド装置が搭載されています。
    特に指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    折りたたみ式シールドは特別に指定することで取り外したり、別の形状に置き換えたり、数を変動させることができます。

    コラム

    当機はフィッシャー・コア社と紫電重工による技術的合作である。
    超大型母艦「レヴィアタン」について触れずに、その複雑な経緯を説明することは困難だ。

    レヴィアタンはフィッシャー・コア社を中心として各メガコーポの助力を受けて完成した。
    特に精密部品の製造・加工は紫電グループによる技術が大きな成果を挙げており、紫電重工の協力なくしてレヴィアタンの完成はなかったとレイ・フィッシャーは語っている。
    紫電重工は日本各所の港でレヴィアタンのパーツを組み立て、これをフィッシャー社に送る作業を担当していたが、結果としてこの動きに感づかれ、ナイトメアにより名古屋が襲撃を受けることになってしまった。
    それでもなおパーツと秘匿されていたレヴィアタンの存在を守り通した紫電帝への大きな借りを、レイはなんとしても返したかった。

    フィッシャー社としては異例とも言えるFFシリーズの技術提供は、表向きにはレヴィアタンの随伴機開発を依頼する形で行われた。
    レヴィアタンの規格の多くはフィッシャー社の技術をベースにしており、その随伴機にはある程度デザインの画一化が必要だったのだ。
    帝は当然のように技術提供を断ったが、必要なことであるとレイに丸め込まれ、結局FFシリーズのデータを受け取り、そしてこの合作機であるFS-Xが生み出されるに至った。

    拠点防衛能力はもちろんのこと、一騎当千を目指して紫電重工が全力で作り上げた結果、性能とコストがきれいに比例してしまい、生産は遅々として進んでいない。
    レイと帝、双方の意地の張り合いのような形で生まれてしまった超高性能機であるからして、そもそも彼らには量産する気がないのだろう。

    非常に高価であるため、レヴィアタン以外に機体を回すのは難しい状態だ。
    莫大なGを払うか、テストパイロットに選ばれるか、エースの称号を得るか……。
    ライセンサーが手に入れるためのハードルは、きわめて高い。
  • SJ-02(メアリー)
    ジョゼ社
    SJ-02
    イラスト:KAXAK
    全長6.8m、全幅7.0m、全高12.5m。機動AC。
    SALFの技術官、来栖由美佳がジョゼ社の協力を得て開発した機動型アサルトコア。

    太平洋インソムニア『ルルイエ』の攻略を見据えて開発された、水中戦に特化したアサルトコアであり、
    全身に搭載されたスラスター、流線形の装甲と各部に装着された小翼により水中での快適な操作性を実現した。
    しかし、そのスラスターを起動する出力を確保する過程で機体は若干巨大化したため、
    地上ではそのジェネレータ出力にモノを言わせた瞬発力で戦闘するという若干ピーキーな機体バランスに仕上がっている。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「紺」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右手に大型のライフルを装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。

    コラム

    コクピット周りはそのまま独立して脱出ポッドとして機能するようになっているなど、
    基本的に搭乗員の生命確保に重点が置かれた作りになっている。
    その一方で搭載された水中制動補助AI「ペンギンドライブ」は理想的な水中機動を機体に強いる結果、
    搭乗員に精神的な疲弊を齎すなど、前述の機体バランスも含めて独特の気難しさがある事も否めない。
    こんな機体に仕上がった理由は、その開発過程に由来する部分が多い。

    太平洋インソムニアはアメリカの喉元に突きつけられたナイフと言え、海上輸送の安全を確保するためにも、
    早急にこれを攻略する必要があった。
    そのため「ASAP」と上から指示された来栖技師は、出身世界でもロボット工学に携わっていた経験をそのまま活かし、
    僅か一か月というとんでもない速さで設計図を完成させてみせた。
    だが、上にも述べた通りの常識破りな発想は当然各社を困惑させる。
    その特殊性から各社がスポンサーとしての対応を拒否する中、唯一手を挙げたのが、
    同じく「型破り」として知られるジョゼ社であったのである。

    かくして、女海賊メアリーの名を関した当機は、独立した生産ライン、
    専門に訓練された整備士達により驚異的な効率で生産、配備されることになった。
    社長ペドロの迅速かつ柔軟な判断により、最後発だったはずのジョゼ社は、
    突如として太平洋インソムニア攻略の先鋒を担うまでに勇躍したのである。

    ……もっとも、彼自身は「困っている美人を放っておけなかっただけ」の一点張りであるが。
  • SJ-02S(メアリースペシャル)
    ジョゼ社
    SJ-02S
    イラスト:KAXAK
    全長6.8m、全幅7.0m、全高12.5m。補助AC。
    SALFの技術官、来栖由美佳がジョゼ社の協力を得て開発した補助型アサルトコア。

    水中戦に特化した性能を持つSJ-02のカスタムバリエーション。
    コマンド型、ペドロスペシャルなど様々な呼び名が存在する特殊機で、デモンストレーション用に数量限定で生産が行われた。
    ノーマルタイプと同等の機動力を維持しつつ更にジェネレータを大型化しており、兵装選択の自由度が高いという特徴を持つ。
    単独での戦闘はもちろん、僚機を支援する機能を有するため、補助型に分類される。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「ピンク」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは大型のライフルを装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。

    コラム

    SJ-01以来の完全新型機となるSJ-02を大々的に売り出すために作られたデモンストレーション用の機体。
    アサルトコアやキャリアーにクラス設定による性能差などは珍しくないが、明確にカスタムタイプとして売り出されることは珍しい。
    当機は昨今戦場でよく見られるようになった「ライセンサーによる改造機」をモチーフにペドロ社長が塗装を指示したもので、カスタマイズの見本品としての性質も有している。

    元々ジョゼ社は各社のパーツを集めてアサルトコアの生産や修理を行ってきた過去があり、機体カスタマイズの先駆者と言える。
    通常のアサルトコア生産においては、ある程度画一化された性能を有する機体をなるべく安価かつ大量に生産することが求められる。
    この際の販売相手には各国防衛軍も含まれるためライセンサーのみに限らないのだが、その実、既にライセンサーとそれ以外の運用者において求められる機体の性能には格差が存在している。
    ワールドスタンダードからハミ出したライセンサーにも似合う機体を届けたいというペドロ社長の想いが込められているのかもしれない。

    なお、機体色がピンクになっているのは「女性に乗って欲しいから」とのこと。
    どうせライセンサーはあとで自分の好きな機体色に変えられるのだからと、技術者達は黙々と社長の要望に応えた。
  • MS-00(月光)
    紫電重工
    MS-00
    イラスト:冴吹稔
    全長5.4m、全幅6.2m、全高10.8m。支援AC。
    紫電重工が日本の自衛隊から依頼されて開発された量産型アサルトコア。

    大量配備を目的としたアサルトコアであり、簡略化された安価なパーツで構成されている。
    使い古された技術は目新しさこそないものの、量産機に相応しい汎用性のある性能に仕上がっている。
    他のアサルトコアに比べ特別に優れている部分は少ないが、高い支援能力を持つ。
    戦場ではエース機体の補助として活動することが、この機体の役目となるだろう。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「カーキ」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは大砲と盾を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。

    コラム

    日本の国土を自衛する目的で作られた紫電重工社製の量産機。
    自衛隊から量産型アサルトコアの開発依頼が持ちかけられたのはFF-01の発表直後であったが、
    当時いまだ自社の顔となるエース機体を生み出していない紫電重工は『飛燕』の開発を優先していた。
    『月光』の開発は後回しとなり、大幅に遅れることとなる。

    近年、『飛燕』と『天照』を無事ロールアウトしたことにより、技術的蓄積が十分となった。
    これにより『月光』の量産計画は再始動することになる。
    運用開始は『月光』の方が後だが、機体の構想自体は紫電重工で最も古いものである。

    強力なナイトメアへの対抗戦力はSALFのライセンサーに依存している現状を鑑み、自衛隊での運用目的はあくまでも支援活動にとどまる。
    そのため攻撃的な側面はあまり重視されておらず、戦地での支援活動に特化した性能になっている。
    最近ではナイトメアの被害にあった戦地に駆け付け、復興活動に使われたことが世界的なニュースとなった。
    この運用方法は自衛隊からSALFに伝えられ、今までにないアサルトコアの一面が評価されている。

    『月光』は極東地域の防衛軍に優先的に回されており、ライセンサー向けには生産されていない。
    もしライセンサーが入手を望むのなら、独自の購入ルートを探す必要があるらしい。
    噂ではライセンサー同士の交流によって手に入れることができるのだとか……。
  • SJ-03(ダイアナ)
    ジョゼ社
    SJ-03
    イラスト:KAXAK
    全長5.6m、全幅6.8m、全高10.8m。攻撃AC。
    ジョゼ社が開発した攻撃型アサルトコア。
    太平洋インソムニア『ルルイエ』から回収されたブラックボックスを元に開発されたという特殊な経緯を持つ。

    特徴的な巨大な二門の実弾砲を有し、これによる長距離高威力の射撃が可能となっている。
    ベースとなった機体に使用されていた技術の一部は解析不能であった為、IMD技術でこれを補っている。
    結果として再現できない機能もあれば、本来の機体に存在しなかった機能の追加も行われている。



    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「緑色」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは背部に砲撃用バックパックを持ち、左右の腰にひとつずつ、計2門の大砲を装備しています。
    背部のバックパックからは、大砲の保持やリロードを支えるための補助腕が2つ伸びています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    装備は特別に指定することで取り外したり、別の形状に置き換えたり、数を変動させることができます。

    コラム

    「やっぱり爆発だよなぁ! 爆発で血を滾らせない奴ぁいねぇ! チマチマした銃撃なんざぁ、今時流行しねぇんだよ! 男なら派手な爆発で敵をぶちのめせ! ……あ? 外したらどうするんだって? いいんだよ、細けぇ事は」
     ――ジョゼ社開発担当ホセ・パールライトのインタビューより

    太平洋インソムニア『ルルイエ』を攻略したSALFは、撤退時にブラックボックスを回収した。
    SALFが調査した結果、このブラックボックスには異世界の技術で構築された機動兵器である事が判明した。

    ここでSALFは思い切った手段に出る。
    このブラックボックスの機動兵器をSALFの新兵器に転用できるのではないか。
    そう考えたSALFは早々にジョゼ社へ詳細なブラックボックスの解析と機動兵器の建造が打診された。

    開発を担当したホセ・パールライトは、機動兵器の動力が未知の動力であった事から既存技術を流用。
    さらに異世界の機動兵器が砲撃をメインとした機体である事に気付き、興奮を抑えられなかった。

    ジョゼ社のベアトリスも砲撃をメインとしたアサルトコアであるが、この機動兵器は2門の滑空砲、さらに給弾支持を行う背部の補助腕が特徴としている。
    特に2門の滑空砲から発射される徹甲榴弾はホセの嗜好が取り入れられ「強力であるが、命中率も低い上に装填までに時間がかかる」という一撃にすべてを賭けた設計となっている。
    これについてホセは「やっぱり漢の浪漫の浪漫だろ!」と意に介していない。
    この為、徹甲榴弾をチャージする間はその特徴が大きく損なわれる状態となっている。

    命名の由来はブラックボックスに書かれた名称であった。
    名称の始まりは『Dai』と判別できたが、崩落時に傷が付いた為かそれ以降は判別する事ができなかった。
    そこでジョゼ社オリヴェイラ会長はDaiの名前を生かしたまま女性名である『ダイアナ』と命名した。
  • SL-X(ワルキューレ)
    ゼーゲン社
    SL-X
    イラスト:満田巽
    全長5.5m、全幅6.4m、全高12.5m。防御AC。
    ドイツのメガコーポレーション『ゼーゲン社』と、オーストリアのメガコーポレーション『レオポルト社』が共同開発した防御型アサルトコア。
    味方を守るために防御性能と回復力を重視した性能を有する。

    対アフリカ戦を見据えて開発された、機動性と防御性能を併せ持つアサルトコアである。
    コックピットを守る胸部の重い装甲を、背面のホバークラフトが支え、カプロイア製の高出力エンジンで機動性を確保する。
    防御姿勢を取った際、瞬間的に移動の出力を防御に回すことで、高い防御性能と機動性の両立を実現させた。
    左腕に装着されたラウンドシールド型パーツが、搭乗者のイマジナリーシールドを大幅に増幅し、回復や防御の補助を可能とした。

    反面、防御や回復行動を取る際に一時的に機動性を落とし、機動性を重視すると防御性能の真価を発揮できない難点を抱えている。搭乗者の操縦方法次第で性能が大きく変わるユニークな機体である。



    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「白/黄」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは槍と盾を持ち、背部にはマントを装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。

    コラム

    ヨーロッパを本拠地とするゼーゲン社とレオポルト社は、危機的状況を脱しきれないヨーロッパの現状を憂い、対アフリカ戦に向けて新型アサルトコアの実装が急務であると、メガコーポの垣根を越えて手をとりあった。
    しかし、その開発過程は両社の意見がぶつかりあい、非常に困難を極めた。
    ゼーゲン社は理念である『戦力の持続は経験豊かなパイロットを失わないことが肝心』と防御性能を重視し、レオポルト社はアフリカ奪還を目指すため『アフリカの悪路でも駆け回れるように』と機動性を重視した。
    利害関係のない第三者として招致されたSALF技術者・来栖由美佳は、両社の落としどころを見つけるのに苦労したという。

    ゼーゲン社の理念である『戦力の持続は経験豊かなパイロットを失わないことが肝心』に基づき、コクピットは完全分離式となっており、緊急時には脱出も可能。コックピットがある胸部周りの装甲も厚く、搭乗員の安全を第一に考えられている。
    背面にホバークラフトを設置する案に「美しくない」と反発したレオポルド側に配慮してマント型に。
    ゼーゲン社の意地と、レオポルド社の拘りに、来栖由美佳の天才的な発想も加わって、スペック面では非常に頼もしい機体に仕上がった。

    ゼーゲン社は専用工場で独自ラインを用意し、カプロイア社は高出力なエンジンを供給し、レオポルト社から扱いの難しい機体に慣れた熟練の整備士が派遣され、三社の総力を結集して急ピッチで生産、ロールアウトまでこぎ着けた。
    当機はゼーゲン社工場で生産されるため、ゼーゲン社の機体ということになっている。

    レオポルド・カプロイア両社長からの強い要望により『我々の名にふさわしい美しい機体を』と、デザイン的美しさも拘りぬいた結果、既存のアサルトコアからは考えられないような奇抜なデザインが採用された。
    メカニックデザインを担当したレオポルド社長レオポルト・クロイス曰く。
    『ラインの黄金のような輝きと、戦乙女の名に相応しき優美さを兼ね備えた、世界一美しい機体です』
    極度の負けず嫌いなクロイスの拘りで、黄金の騎士を目指したそうだが、金の塗装はコストがかかりすぎるという現場の声に、イエローで妥協したという。
    ゼーゲン社開発担当者曰く。『ライセンサーの生存性を上げるための機体という拘りだけは譲らなかった。デザインについて、ゼーゲン社は一切関知していない』とのこと。

    北欧神話の戦乙女・ワルキューレの名を冠した当機は、戦場を駆け回り、味方を守り、癒やし、戦線維持をすることで、より多くのライセンサーを生存させることだろう。
  • BD-01PT(フィーニクス)
    フィッシャー社
    BD-01PT

    BD-01PT

    イラスト:沖路
    全長6.4m、全幅8.6m、全高12.6m。機動AC。
    ナイトメア派閥の一つである「インベーダー」が使用していた機械兵器を鹵獲。
    ペギーら放浪者の助力を受けて解析し、アサルトコアとして再構成した試作機である。

    装甲材を流用した結果インベーダーの兵器に酷似しているものの、IMDで稼働するれっきとしたアサルトコアであり、リジェクションフィールドの発生などナイトメア由来の能力は失われている。
    可変性能を有する唯一無二のアサルトコアであり、飛行形態への変形が可能。
    ただし、IMDの性能を生かすために人型を取っているアサルトコアにとって変形による影響は大きく、短時間のみ有効となっている。

    高い機動力と飛行能力を持つ高性能機であり、威力偵察や火力支援、単騎での攪乱などに適性を有する。
    強力な機動は時に友軍との連携を乱す仇ともなり得る。
    広い視野を持つエースが運用することで、不死鳥の翼は真価を発揮するだろう。



    <OMCイラスト発注時の注意点>
    この機体は【人型】【飛行型】の二種類の姿を持ちます。
    どちらの型を描写希望か、指定してください。
    なお、発注文内に明確な指定がない場合は【人型】を描写します。

    ■人型
    【人型】ベースイラストを元にイラストを作成し、「赤/黄」のカラーリングとなります。
    翼一対は必須要素となり、翼のない指定はできません。(具体的指定がない場合、ベースイラストの翼を描写します)
    人型+翼を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型+翼)形状は指定できません。
    ベースイラストは両手にライフル型の武器を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)


    ■飛行型
    【飛行型】ベースイラストの飛行形状を大きく逸脱する(機首ひとつ、翼1対)形状は指定できません。

    変形元の人型イラストが納品されていない場合
    …【飛行型】ベースイラストを元にイラストを作成し、「赤/黄」のカラーリングとなります。

    変形元の人型イラストがすでに納品されている場合
    …必ず参照URLに記載をお願いします。
     また、変形元となる参照URLの画像が変形に適した形状となっていない場合、クリエイター判断でデザインを調整する場合があります。
     あくまでも変形元となるイラストは参考画像であり、整合性のある変形ギミックを保証するものではありませんのでご注意ください。

    コラム

    異世界より現れた新たなナイトメア集団、通称「インベーダー」のエース機として出現した深紅の機体は、ライセンサーと数回の抗戦を経て撃破され、SALFに回収されるに至った。
    インベーダーが主力とする機械兵器群の中でも特に強力なその機体は、敵の戦力研究に大いに役立った。
    そしてこの研究において貢献したのは、故郷を機械兵器に滅ぼされたというペンギン型放浪者たちであった。

    インベーダーの兵器の多くは彼らが独自に生み出したものではなく、殲滅した惑星の文明を流用したものである。
    彼らにとっては搭乗型の兵器というよりは鎧に近い扱いをされており、機体能力の大部分はパイロット当人の能力に由来しているということもわかってきた。
    搭乗者を原動力としてその能力を拡張する外骨格という意味において、インベーダーの兵器はアサルトコアに通じる設計思想を持っており、ペギーらはこの部分に着目。
    地球由来の技術に動力やフレームを置き換え、ペギーらの技術や発想によりアサルトコアとして再設計された。
    初期生産されたごく限られた機体にのみ鹵獲した機体の装甲材を流用しており、そうでないものにはフィッシャー・コア社が開発した近似素材が使用されている。
    それでもなお生産数は絞られており、一部のライセンサーにしか販売されていない。

    フィーニクスという愛称は不死鳥を意味するものだが、ペギーらが命名したものではない。
    インベーダーが鎧として扱うよりも前、どこかの世界の誰かが作り出した兵器に名付けられていたものだ。
    形式番号も同様であり、この文字列にどんな意味があるのかは誰にもわかっていない。

    「恐らくこうであっただろう」という元々の機体構造からは宇宙空間での稼働適性が垣間見える。
    星の海をも渡るどこか誰かの文明は、今となっては想像するほかない。
  • MS-02(飛娘)
    紫電重工
    MS-02
    イラスト:key-chang
    全長4.5m、全幅5.4m、全高8.8m。機動AC。
    紫電重工がMS-01Jに続く機動型として開発した超軽量アサルトコア。

    浮遊する四本の腕が最大の特徴で、人体の関節構造を無視し、舞うように武具を取り回すことができる。
    多数の武装組み合わせて使用することで、高い対応力を有する二刀流特化機体と言えるだろう。
    既存アサルトコアとは異なる女性的な流線形を持つ新機軸の軽量フレームを用いたことで非常に高い機動力を有しており、短時間の高速飛行も能力として有している。

    その一方、人体から乖離した四本腕の操縦は極めて困難である。
    IMDの出力をシールドに割けないため、華奢な装甲の通り防御性能には問題も抱えている。
    ピーキーな性能を使いこなせばいかなる戦況にも対応できるという設計思想は紛れもなくMS-01から受け継がれたものであり、この機体も例にもれず「エースの為の機体」と言えるだろう。



    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「赤/白」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する形状は指定できませんが、ベースイラストのように腕のみ2対(4本)描写されます。
    腕は2対固定で、それ以上増やしたり減らしたりすることはできません。
    また、MS-02の腕は浮遊しているため、胴体とつながっている必要はありません。
    ベースイラストは2つの腕にそれぞれ槍を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。

    コラム

    「美しいだろう。――だが、美しいだけではないのだ」

              ――紫電重工代表紫電 帝、飛娘発表時にて

    日本を中心にアジア圏に強い影響力を持つメガコーポレーション、『紫電グループ』が開発した前線制圧型アサルトコア。
    兄機にあたるMS-01J(飛燕)より軽量で小柄であり、どこか女性的なフォルムが特徴。

    IMD制御によって浮遊する四本の腕、及び高度なIMD制御コンピュータが飛娘最大の特徴である。
    飛娘は人体の関節構造を無視し、舞うように武具を取り回すことができる、二刀流特化機体だ。
    特筆すべきはその手数、及び飛行時における超立体的起動。IMDによる反重力制御の動作は、対峙者にとって非常に予測しづらい軌跡を描く。
    このIMD反重力制御は、異世界の技術を基に紫電重工が作成したものである。

    一方、人体から乖離したその機体は、操作に壮絶なIMDを消費するだけでなく、操縦自体を極めて困難にしている。
    IMD消費度に至っては、イマジナリーシールドに割く分のIMDが最低限になっているほどである。
    また、反重力制御による得も言われぬ浮遊感は、パイロットの「アサルトコア酔い」を引き起こしやすいとか……。

    高い技術を要求されるが、正しく戦略に組み込むことができれば、いかなる前線をも制する戦女神となるだろう。
    最前線を突き進むエースを飾る、麗しき勝利の花となれるように。――それが飛娘である。
  • MS-02S(飛娘娘)
    紫電重工

    MS-02S

    イラスト:key-chang
    全長4.5m、全幅5.4m、全高8.8m。機動AC。
    紫電重工がMS-02のバリエーション機として開発した超軽量アサルトコア。

    MS-02最大の特徴であった四本腕を撤廃し、その分の出力を飛行能力と機動力に注ぎ込んでいる。
    対空・対地戦に優れ、特定のシチュエーションであれば他の追随を許さない性能を発揮する。

    MS-02と同様に新機軸の小型軽量フレームを用いているが、四本腕の攻撃制御にIMD出力の多くを使っていたMS-02と比較すると機体そのものの安定性や加減速の制御を精密にしており、これにより高い機動力と安定性を両立させている。
    その分汎用的な攻撃能力は低下しており、当機の立ち回りは搭載する装備に依存する形となる。
    パッケージとして優れた運用形態を打ち出しているMS-02に比べれば実験機的な側面が大きく、故に本格的な生産は行われず、一部のライセンサーにのみ支給される特別な機体となっている。



    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「白/赤」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する形状は指定できませんが、MS-02の腕は浮遊しているため、胴体とつながっている必要はありません。
    ベースイラストは武装を所持していませんが、光背と円形の発行するリングを装備しています。
    特に指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。

    コラム

    「腕を四つにして武装を並行運用する」というMS-02の設計思想が挑戦的であったことは語るでもない。
    アサルトコアはパイロットと機体に搭載されたIMDの同調を高めるために人型であることは絶対条件であり、いくら技術が進歩してもヒトがヒトである以上、常に限界は付きまとう。
    形状的限界への挑戦として記憶に新しいBD-01PT「フィーニクス」は変形という手段による人型からの一時的な解放を達成し、同じく異世界からもたらされた反重力技術によりMS-02は浮遊腕により人型からの部分的な解放を達成した。

    MS-02Sは外見上は「人型からの解放」という意味において上記2機には劣っていると言わざるを得ない。
    しかし当機は反重力IMDの追及により、「重力からの解放」という別種の方向性へ訴求するものである。

    MS-02Sの機動力の高さは単なる加速ではなく、その高い柔軟性にある。
    反重力システムにより出現する「光の羽衣」に例えられるIMD光は慣性に捕らわれない立体機動を可能とした。
    当機においては「飛行」という表現が最たるものだが、この技術が他のアサルトコアにも適用されれば関節負担や重量による機動力低下など、これまで当たり前に存在していた設計上の弱点を無効化できる可能性を感じてもらえるはずだ。

    MS-02Sはメガコーポ各社の熱い注目を浴びる実験機である。
    その期待はもちろん、この機体を駆るあなたにも及ぶことだろう。
  • SJ-04(フリーダ)
    ジョゼ社

    SJ-04

    イラスト:KAXAK
    全長5.5m、全幅6.8m、全高9.2m。補助AC。
    単独の戦闘能力ではなく、集団戦闘における総合的な戦力強化を目的に開発された経緯を持つ。
    販売元はジョゼ社となっているが、レオポルト社の技術協力を受けているほか、異世界から転移してきたペンギン型放浪者であるペンバートン氏の助力を受け完成に漕ぎつけた。

    1体1ではなく1体多の戦闘支援を目的としており、僚機を複数同時にフォローする能力を持つ。
    この広範囲の支援能力を実現する為に新システム『リムネラ』を搭載している。

    直接的な戦闘能力は決して高いとは言えず、自衛程度に留まると割り切った方がよい。
    本領を発揮するのは小隊以上の規模での集団戦であり、その有様をジョゼ社は「アイドル」と形容する。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「白/桃」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右手にマイク型の杖を装備しています。
    特に指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。



    コラム

    激化するナイトメアとの戦いにおいて、有限資源であるアサルトコアの転戦には問題を抱えていた。
    出撃の都度整備や補給を要するのは当然だが、各地で戦火が広がれば間に合わないケースも発生する。
    それらの需要を賄うべく、ジョゼ社では支援機の開発が急務となっていた。

    具体的には一時的な味方の戦力向上や敵の能力低下である。
    特にアサルトコアによるイマジナリーフィールドの回復は多くの要望が寄せられていた。
    しかし、技術面に大きな課題を抱えていた。
    戦闘となれば一機ずつ支援を施す事は現実的ではなく、同時に多数の友軍へ効果を及ぼす発想が必要であった。

    ジョゼ社開発担当の一人であるホセ・パールライトはこの問題に対する答えを出した。

    『歌を使えばいいんだよ! なーに、俺の見たジャパニメーションでイカしたアイドルがやってたぜ!』

    ホセは技術的に細かい事と技術的な説明を割愛していたが、IMDは所持者の抱くイメージや認識に左右されるケースが確認されている。
    この現象を歌により意識的に引き起こす事で、対象者の士気を引き上げる事が可能となる。
    だが、技術的障壁はかなり高く、ジョゼ社だけではクリアする事が困難であった。
    レオポルト社からの共同設計へ方向を転換した事でシステムの稼働までは乗り越える事ができたが、問題はまだ残されていた。それはシステムの重量が想定よりも重くなってしまった事だ。

    ここで神の配剤ともいうべき出会いがあった。異世界の技術者でもあるペンバートンとの出会いであった。
    放浪者は重力や斥力を操る能力がある。この新システムの重量を軽くする事で問題をクリアする事ができた。
    さらに嬉しい誤算としてこのシステムはナイトメアにも一定の効果が認められた事から画期的な発見に繋がった。
    ホセは三社が生み出した新システムを『リムネラ』と名付けた。

    ジョゼ社、レオポルト社、放浪者が手を繋いで生み出されたアサルトコア。
    度重なる失敗の末に誕生したアサルトコアを不屈なる精神を持って生まれたとして有名な女流画家より名付けた。
  • SJ-04OD(フリーダ・オディール)
    ジョゼ社

    SJ-04OD

    イラスト:KAXAK
    全長5.5m、全幅6.8m、全高9.2m。補助AC。
    ジョゼ社が開発したSJ-04のカスタマイズ・バリエーション機。
    機体色や装甲だけでなく内蔵するIMDの出力嗜好にもノーマルタイプとは異なる特徴が見られる。

    支援能力に特化し集団戦で真価を発揮するというコンセプトはSJ-04と同様であるが、その対象が「敵」か「味方」かの方向性に違いを持つ。
    SJ-04ODは友軍に対する回復や強化の能力に乏しく、代わりに攻撃的な支援能力に優れているのだ。
    対象の能力をそぎ落とし、攻撃を無力化し、相対的に友軍の行動を支援するのである。

    SJ-04同様単騎での戦闘能力には難を残すが、より強敵に肉薄するために生存能力は強化されている。
    仲間の輪にて歌うのがSJ-04であるなら、このオディールは最前列でマイクを握る者である。

    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「黒/赤」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右手にマイク型の杖を装備しています。
    特に指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。



    コラム

    SJ-04ODは「攻めの支援機」である。
    味方を鼓舞するような機能を一切持たず、敵を打ちのめすことで味方に好機を生み出すデザイン。
    システム「リムネラ」によるイメージ伝播能力の扱いについて、SJ-04ODは別軸の解釈を有している。
    支援機を欲していたジョゼ社にとってTYPE-ODは主な生産ラインに乗せる対象とはなり得なかったが、局所的な能力においてその有用性は十分に証明されている。
    そのピーキーな能力が刺さるシチュエーションとは、敵エースとの対決である。

    当機はSJ-04のエース仕様と表現されることも少なくない。
    これはTYPE-ODが「強力なナイトメアにこそ有効」であり、必然的に敵エースの前に立つのは人類にとってのエースであることが理由だろう。
    しかし、単騎での攻撃能力に欠けるSJ-04は、結局のところ友軍ありきの存在だ。
    強敵に立ち向かう勇敢な姿勢と仲間に背中を預ける信頼がなければ、この機体はエース機足りえないのだ。

    攻めることで生かす。
    その在り方はSJ-04の対称にあり、黒鳥(オディール)の名の由来となっている。
  • KZ-00(華斬)
    紫電重工

    KZ-00

    イラスト:KAXAK
    全長7m、全幅9m、全高10m。攻撃AC。
    首刈りライセンサー紅迅 斬華に興味を持った紫電の幹部が、その研究データと斬華の意見を元に作らせてしまった首刈り特化実験機。
    特筆すべきは両腕部と両肘の隠しブレードに、膝から脛最下部に渡って取り付けられたブレードである。
    たとえ武器を失っても首を刈り取るという考案者の執念が伺える。

    回避能力を代償に装甲の厚みを増し、継続戦闘能力を高めている。
    特に重量級武器の取り扱いに長け、モデルである斬華本人と同じく零距離~中距離において絶大な制圧力を誇る。
    華斬はIMDにより増幅されたエネルギーを近接兵装から射出・伸縮させる能力に優れており、振るう刃は遠く離れた敵の首をも両断する魔剣と化す。
    OSに関しては首刈り補助システム(通称:KSII)の癖が強すぎた為、扱える者がほぼおらず、研究開発部が頭を抱える事態となり、結局ON/OFF機能が取り付けられたが、KSII起動時こそ真価を発揮し機体に絶大な力を与える。

    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「赤」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは両手両足に折り畳み型のブレードを装備しています。また、右手に刀を持っています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)



    コラム

    ライセンサーの戦闘経験や特性を反映させたアサルトコアのひとつ。
    本来、兵器開発とはより多くの人間が扱いやすく、整備性がよく可能な限り安価なものが好まれる。
    しかし当機は全くそういった兵器開発のセオリーから逸脱したものであり、故に実験機と称される。

    サンプルとなるライセンサーは無作為に選出されているが、今回の対象となる紅迅 斬華(la2548)はSALFの中でも名の知れた闘技者であり、名前を確認した時点で「たぶんこんなのが来るだろう」と紫電重工は早期に準備を開始した。
    そして実際にそれらしい提案が届き、開発はきわめてスムーズに進行したという。

    アサルトコアの動作を最適化する目的でモーションプログラムを仕込むことは珍しくもないことだ。
    しかし、紅迅 斬華の能力をキャプチャーするのはかなり苦労したという。
    格闘の末生み出されたKSIIだが、結局のところ何故この機能が動いているのか技師にもよくわかっていない。
    AC開発において散見される開発者から見てもブラックボックスという謎の機能が、またこの世界に一つ増えた。
  • FF-03Q(グロリアス・クェーサー)
    フィッシャー社

    FF-03Q

    イラスト:KAXAK
    全長6.5m、全幅7.8m、全高12.4m。機動攻撃型AC。
    あらゆる状況に対応する決戦兵器として開発されたアサルトコア。
    『フィッシャー・コア社』を中心に、メガコーポ各社がこれまでの技術を結集させた機体。
    重力制御装置と展開式思念装甲の実用化により軽量でありながら兵器の積載に長け、高い防御能力を誇る。

    TYPE-Qは機動力と攻撃力に重点を置き、縦横無尽の戦闘を可能とする。
    インソムニアへの突撃やエルゴマンサー級との衝突に耐える性能が要求された。
    白兵・射撃どちらも高い性能を誇り、重力制御により機動力も極めて高い。
    アサルトコアのマスターピースと呼ばれたFF-01の正当進化機体と言えるだろう。

    ナイトメアとの戦争を終わらせるための決戦兵器であり、生産コストは度外視とされている。
    この機体がわずかな数でもエースの手に渡れば、戦況を変えられる確信があるからだ。



    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「白/黄」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは両肩に大型のナイフを装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)



    コラム

    あらゆる戦況に対応する最強の機体――。
    レイ・フィッシャーはFF-03に極めた高い性能を要求し、結論を言えばそれは実現しなかった。
    試作機はパイロットに要求するIMD適正が高すぎた。文字通り、パイロットを殺しかねない悪魔の機体である
    やむを得ずFF-03は性能を二つに分割し、TYPE-QとTYPE-Xが開発されたのだ。

    TYPE-Qに要求されたのは直接的な戦闘能力である。
    新しい時代の戦争は、時に「個」の能力が「軍」をも超越する。
    そう。つまるところ、結局はエルゴマンサーに勝てなければ意味がない。
    エルゴマンサーと1対1(タイマン)で渡り合うだけの力――それがTYPE-Gに求められる力だ。

    レイ・フィッシャーはこの戦争の終わりを確信している。
    だが、最後の希望となるのは残念ながらアサルトコアという兵器ではなかった。
    どれだけ優秀な兵器を作っても、乗り手が使いこなせなければ意味がない。
    故にこの機体ではなく、この機体に見合ったパイロットこそが希望なのだ。

    いずれアサルトコアという兵器は必要とされない世界がやってくるだろう。
    FF-01から始まった人型機動兵器の輝かしい歴史を終わらせるために、FF-03は誕生した。
    そしてこの兵器はエースパイロットという最後のパーツを得ることで完成する。

    「素材を集め、機体を設計し、組み立て、OSをインストールし、IMDの調整も我々が任されよう」
    「だが、乗り込むのは君だ。最後のパーツは君だ。それだけは我々にも用意はできない」
    「だから待っているのだよ。この機体を託すに相応しい、エースパイロットとやらをね」
    「というわけで君。ちょっとこの戦争を終わらせてくれたまえよ」
  • FF-03X(グロリアス・エクスレム)
    フィッシャー社

    FF-03X

    イラスト:KAXAK
    全長6.5m、全幅7.8m、全高12.4m。補助防御型AC。
    あらゆる状況に対応する決戦兵器として開発されたアサルトコア。
    『フィッシャー・コア社』を中心に、メガコーポ各社がこれまでの技術を結集させた機体。
    重力制御装置と展開式思念装甲の実用化により軽量でありながら兵器の積載に長け、高い防御力を誇る。

    TYPE-Xは防御力と補助性能に重点を置き、集団戦でこそ真価を発揮する。
    “ホーム”から出現する大量のナイトメアに対抗するためには、集団での対応が必要だ。
    なるべく多くの攻撃をさばき、仲間を生き残らせることが戦争の終結につながるだろう。

    TYPE-Xはどちらかと言えばフィッシャー・コア社以外のメガコーポの特色が強い。
    特に重力制御、思念装甲の技術に長けるノヴァ社と、FS-Xからのフィードバックによる紫電重工の影響を強く受けている。
    様々な血の交わりが、フィッシャーの王道であるTYPE-Qとは異なる力を当機に与えたのだ。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「青/黒」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは両肩に小型の斧を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)



    コラム

    あらゆる戦況に対応する最強の機体――。
    レイ・フィッシャーはFF-03に極めた高い性能を要求し、結論を言えばそれは実現しなかった。
    試作機はパイロットに要求するIMD適正が高すぎた。文字通り、パイロットを殺しかねない悪魔の機体である
    やむを得ずFF-03は性能を二つに分割し、TYPE-QとTYPE-Xが開発されたのだ。

    これはTYPE-Qにも同じことが言えるが、TYPE-Xは特に他社アサルトコアの影響を強く受けている。
    そういった意味ではフィッシャー・コア社の「王道」ではなく、「邪道」を往く機体である。

    FF-01の開発成功により、アサルトコアという兵器はようやく実戦レベルに引き上げられた。
    FF-01がなければ今のアサルトコアはなかった。それは誰もが認めざるを得ない事実だろう。

    「技術にこだわりはない。特許などなくとも、マーケットは操れる」

    FS-X開発時だけではなく、レイ・フィッシャーは常に寛容だった。
    彼は誰よりも前を進むために尽力し王道を敷き固めたが、王座に君臨することには興味がない。

    「簡単な話だよ。誰も死ななければ戦争には負けない。負けなければいつかは勝てるのだ」

    どのくらい本気でどのくらいジョークなのかはわからない。
    ただ彼は本気でこの世界を救うために、やるべきことを考えている
    すべてのメガコーポが切磋琢磨し、知恵を出し合ってTYPE-Xは産まれた。
    その存在は、ライセンサーを支える人々の願いと祈りそのものだった。

    「生きて帰ってきたまえ。これはそのための機体なのだから」
    「エースパイロットの養育には、金と時間がものすごくかかるのだ」
  • MS-01JFM(羽撃)
    紫電重工

    MS-01JFM

    イラスト:KAXAK
    全長5.1m、全幅6.0m、全高12.0m。機動AC。
    霜月 愁(la0034)の専用機としてMS-01Jを改造した機体。
    元より得意とする「飛行」と「射撃」の能力を高めたており、「TYPE:Flying Maneuver」または「羽撃(ハバキ)」の愛称を持つ。
    パイロットの要望により若干の軽量・小型化が行われているが、最新技術により大出力化されたIMDにより性能は劣らず、むしろ機動力の大幅な向上を実現している。

    TYPE-FMのルーツは紫電重工が研究用に所持していた実験機である。
    飛行能力に特化したMS-02などの開発過渡期にワンオフで組み上げられ、外見上はMS-01と大差なくともOSやIMDがまったく別物に置き換えられている。
    稼働式の増加スラスターおよび飛翔翼を持ち、元々ピーキーなMS-01Jを更に繊細にした当機の操作難易度は極めて高い。
    専用機化に伴いパイロットとの同調強化が図られており、人機一体の操縦が可能となった。

    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「紫」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右手に弓、左手に剣を装備しています。
    特に指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
  • BD-01HHH (飛隼)
    フィッシャー社

    BD-01HHH

    イラスト:KAXAK
    全長6.4m、全幅8.6m、全高12.6m。機動AC。
    狭間 久志(la0848)のBD-01PTには、元の世界で彼が運用していた可変型の機動兵器に近い操縦感を再現するために、モードチェンジの際にコクピットのレイアウトが戦闘機のそれに近い形状に変形するなど独自の調整がされていたが、専用機として操縦者のIMD制
    御、機体挙動のイメージをより忠実に反映させるために、機体のシルエットを彼のかつての愛機に近付ける事で機体の追従性のさらなる向上を図った。
    具体的には、モードチェンジ時の機首の変更、主翼が戦闘機を思わせる前進翼へ変更されており、不死鳥を思わせる外観が戦闘機のそれ彷彿とさせる形状へ変更された。
    結果として機体性能は一部確実に向上しており、かつて音速で空・宇宙を駆けたという彼の操縦適正をもう一段高いレベルで再現し得る、まさに専用機へと生まれ変わった。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    この機体は【人型】【飛行型】の二種類の姿を持ちます。
    どちらの型を描写希望か、指定してください。
    なお、発注文内に明確な指定がない場合は【人型】を描写します。

    ■人型
    【人型】ベースイラストを元にイラストを作成し、「白/青」のカラーリングとなります。
    翼一対は必須要素となり、翼のない指定はできません。(具体的指定がない場合、ベースイラストの翼を描写します)
    人型+翼を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型+翼)形状は指定できません。
    ベースイラストは両手にライフル型の武器を装備しています。
    特に武装の指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。
    (別の武装を指定する場合、上記のイラストは描写されません)

    ■飛行型
    【飛行型】ベースイラストの飛行形状を大きく逸脱する(機首ひとつ、翼1対)形状は指定できません。

    変形元の人型イラストが納品されていない場合
    …【飛行型】ベースイラストを元にイラストを作成し、「白/青」のカラーリングとなります。

    変形元の人型イラストがすでに納品されている場合
    …必ず参照URLに記載をお願いします。
     また、変形元となる参照URLの画像が変形に適した形状となっていない場合、クリエイター判断でデザインを調整する場合があります。
     あくまでも変形元となるイラストは参考画像であり、整合性のある変形ギミックを保証するものではありませんのでご注意ください。
  • SL-XΛ(極聖機ラムダヴァンガード)
    ゼーゲン社

    SL-XΛ

    イラスト:KAXAK
    全長5.5m、全幅6.4m、全高12.5m。防御AC。
    “人々を護る“という根幹があるとは言え、予算が出る事を良い事にラムダの気が済むまで改造した結果、後述の通り、機能的な意味でラムダしか乗る事が出来なくなった専用機。どうせならと、元の機体ではコスト面で没となっていた黄金色の塗装まで採用しており、更にイマジナリードライブ起動時には半透明な鎧を纏う重騎士とした。

    機動力、防御性能に秀でており、継続戦に優れたSL-Xをベースに、長所の更なる強化を図り、各装甲の素材、システム面も見直した。
    その結果として、機体性能の向上が可能となったが、その代わりに著しく整備性が悪くなってしまっている。
    また、システム面の改修に伴い操縦性も低くなった為、ヴァルキュリアであるラムダ自身の搭載機能も若干改修し、コクピット内ではラムダの脊椎部分からケーブルを機体へ接続する事で直接想像力を駆動系に伝え、バランスの悪くなった機体への精密な動作制御を行なっている。

    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「赤」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは右手に剣を装備しています。
    特に指定がない場合、上記の装備がイラストにも描写されます。



    コラム

    ヒーロー趣味が爆発しているラムダにとって、専用機の承認は僥倖であった。
    専用機SL-XΛは、天空の騎士たるSL-Xを更にヒロイックにしようと目論んだ怪作であり、格好良いという理由のみで装甲を新規品へ置き換えた。
    当初から伊達や酔狂で弄っていた筈なのだが、何故か機体性能の強化には成功している。ただし、諸々の利点(整備性、操縦性)を尽く踏み潰しながら。

    その結果、システム面に皺寄せがいき、機械の身体であるラムダと同調する事を前提とした物理的な意味での専用機となってしまったが、改造した本人はとても気に入っているようで、今日も笑顔で機体を磨いている。
    なお、ノウハウの共有化が出来ない独自仕様の塊の上、コストが掛かっている塗装にも関わらず戦闘中は扱いが荒いため、メンテナンスを依頼される整備班からの反応はあまり芳しくないらしい。
  • SN-01-VSG10sec (イングロリアスバスターズV)
    ノヴァ社

    SL-XΛ

    イラスト:KAXAK
    全長6.8m、全幅8.4m、全高13.2m。防御AC。
    対ゴグマ戦用に防御力を強化した重装甲型。
    全身に散っているミサイルランチャーを両肩2基のミサイル発射管に集約して高熱による誘爆時の被害を最小限に抑えている。

    急増強化の割にはなんとかゴグマの攻撃を10秒間しのぎ切っている事を記念して形式番号を設定。
    その後、ゴグマ戦の経験を踏まえた耐熱装甲としてイマジナリーな冷媒を通した試作型冷却装甲を採用。
    武装もすべて知覚凍結系で統一している。
    ただし、一度稼働させるとスイッチサーキット周りが凍り付いて停止させることが不可能なことが後に判明した欠陥機。
    その有様は全身に霜が降り、端々からつららが垂れ下がる始末で整備員たちが寒気を感じるほどの冷気を発していることから「ソリッドゴースト」などと揶揄される始末。
    対ゴグマに対する効果は不明なれど、ナイトメアの心胆を物理的に寒からしめる高性能機としてまとめられている。


    <OMCイラスト発注時の注意点>
    外見についての指定がない場合、上記ベースイラストを元にイラストを作成し、「緑」のカラーリングとなります。
    人型を大きく逸脱する(頭ひとつ、手足二つずつの人型)形状は指定できません。
    ベースイラストは両肩にミサイル武器を装備しています。
    特に指定がない場合、武器を持たない状態で描写されます。



    コラム

    火炎系の怪物である対ゴグマ専用に冷却系武装でまとめられた特殊なAC。
    開発時には見送られた試作型の装備をふんだんに盛り込んでいるため、機体重量のあまりの重さに回避性能がマイナス方面に振り切っている戦場の置物である。
    あらゆる攻撃を自分に引き付けて抑え込んでしまう最強の置物ではあるのだが。
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